メラニンを生み出すメラノサイトの働きとシミになるメカニズム

メラノサイトによってシミができるメカニズムは?予防や消すためにできることは?

メラノサイトとは?

メラノサイトは表皮の基底層にあるメラニンを生成する細胞のことです。メラノサイトは色素細胞やメラニン細胞と呼ばれることもあります。

 

紫外線を浴びるとメラノサイトがメラニンを生成。生成されたメラニンは、ターンオーバーによって古い皮膚が垢となり、一緒にはがれ落ちます。

 

年齢を重ねるとターンオーバーが乱れ、スムーズなメラニンの排出ができず皮膚に沈着するとシミの原因に。

 

また、強い紫外線を浴び続けると活性型のメラノサイト自体の数も増えるためメラニン色素が過剰に発生、シミの原因になります。

 

https://www.doctors-organic.com/merano/index.html

 

メラノサイトは表皮細胞の約8%を占め、光にさらされる場所に多く存在します。

 

メラノサイトはお尻などには少なく、顔や腕など光を受ける場所に多いというイメージです。

 

メラノサイトの特徴

メラノサイトは紫外線などの刺激を受けていないときは、紡錘状の形をしています。紡錘状とはアーモンドなどの形をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

 

メラノサイトは紫外線などの刺激を受けると紡錘状からアメーバ状に形を変え、細胞間の隙間をぬって、肌表面にむけ侵食してきます。

 

メラノサイトの働きとシミができるメカニズム

https://www.shiseidogroup.jp/rd/topic/spot.html
メラノサイトはひと言でいってしまうと、『メラニンを生成する細胞』です。

 

メラノサイトのなかにはメラノソームという物質があり、メラニンはメラノソームのなかで生成。

 

メラノサイトが紫外線などで活性化するとメラニンを大量に発生し、メラニンが肌に沈着するとシミとなります。

 

一度できてしまったシミは完全には消えないため、シミを作らないようにする普段からの紫外線対策などのスキンケアがとても重要になります。

 

メラノサイトが活性化するメカニズムをもう少し掘り下げてみます。

 

1.女性ホルモンや紫外線などの刺激誘因物質が表皮細胞(ケラチノサイト)に働きかける
2.刺激によりプラスミン(メラノサイト活性因子)やプロスタグランジンがメラノサイトに刺激を与える
3.プラスミンの影響を受けたメラノサイトでは、メラノサイトのなかにあるチロシンという物質がメラニン生成酵素チロシナーゼの働きにより、メラニンへと変化する。
(チロシン→ドーパ→ドーパキノン→メラニンと変化する)
4.メラノサイト内でつくられたメラニンが、ケラチノサイトに次々と受け渡され、過剰に蓄積するとシミになります。

 

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/transino-2/component/shimi/

シミ予防や消すためにできることは?

シミを予防するためには、いくつかポイントがあります。

 

・一年を通じて、紫外線対策をする。
・正しいスキンケアをする。
・食事を通じて体の内側からも対策をする。
・しっかりと睡眠をとりターンオーバーを整える。

 

一年を通じて紫外線対策をする

なにはともあれ、シミの原因となる紫外線対策は必要不可欠。代表的なシミである日光黒子の主な原因は紫外線ですが、肝斑や雀卵斑、炎症後色素沈着もすべて紫外線によって悪化します。

 

紫外線は春先から夏にかけて強くなりますが、肌が弱い、乾燥肌の方は肌バリアが弱い傾向にあるので、年中紫外線対策をすることが重要です。

 

肌の保湿を行いうるおいある状態に

紫外線対策として、サンスクリーン剤を塗るのはもちろん、日頃から肌を潤いある状態にし、肌バリアが正常に働くようスキンケアを行うことが重要です。

 

肌が乾燥してしまうと、紫外線の影響をうけやすくなるため、保湿成分「セラミド」が配合されているローションや美容液などもおすすめです。

 

朝の洗顔や、入浴時なども肌をゴシゴシ洗うと、メラノサイトが刺激され黒ずみの原因になるため、優しく洗うことを心がけましょう。

 

食事によるシミ予防も重要

外的な紫外線対策も必要ですが、体の内側から紫外線ケアをすることも忘れてはいけません。

 

肌によい栄養をしっかりととることで、血行をよくしたり、新陳代謝のアップにつながり古い角質層とともにメラニンを排出することができます。

 

また抗酸化作用によりメラニンの生成も阻害されることも検証によりわかっているため、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを積極的に摂取することが重要です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj/44/2/44_139/_pdf

 

ターンオーバーを正常化しメラニンを排出する

生成されたメラニンは、ターンオーバーとともにはがれ落ち排出されます。

 

ターンオーバーのリズムは年代により異なります。

 

10代…約20日
20代…約28日
30代…約40日
40代…約55日
50代…約75日

 

ターンオーバーのリズムが長くなればなるほど、シミになるリスクは高くなります。

 

服に醤油などをこぼして、すぐに洗えばきれいに落ちますが、時間がたってしまうとシミになりますよね。

 

メラニンも同じて排出に時間がかかればシミになる可能性が高くなります。

 

40代で20代と同じターンオーバー周期とまではいきませんが、努力次第でターンオーバー周期をある程度短くすることは可能です。

 

またシミ予防にはターンオーバー周期を整え、短くする努力は必要不可欠といえます。

 

ターンオーバーは睡眠不足やストレスで簡単に乱れてしまい、一旦乱れると整えるのはなかなか大変。

 

また肌の新陳代謝は寝ている間に活発に行われるので、そういった意味でもしっかりと睡眠をとりターンオーバーを整えることがシミ予防には重要です。

 

シミを作らないために紫外線対策とターンオーバー正常化がポイント!

一度肌にシミができてしまうと、数か月といった短期間での改善は難しくなります。

 

濃いシミになると数年スキンケアを続けたり、レーザー治療などでないと改善しないこともあります。

 

一番はシミを作らないこと。

 

当たり前のようですが、ちょっと面倒で紫外線対策をサボってしまったりすることありませんか?

 

ダイエットと同じで、ちょっと気をつければ十分な効果が得られるのにサボってしまった結果、後々苦労することになります。

 

またメラノサイトがメラニンを作ったとしても、シミになる前にターンオーバーによって排出されれば問題ないわけです。

 

前述したように、ターンオーバーは年齢により周期が長くなるので今までと同じスキンケアでは効果が感じられないという方は変化が必要です。